温泉の恵みに感謝する「小浜温泉湯祭り」が2日、雲仙市小浜町の小浜温泉街で開かれた。パレードやステージイベントなどがあり、市民や観光客ら約2千人が訪れてにぎわった。
地元住民でつくる振興会(山下浩一会長)が主催。小浜神社で神事を終えた後、白蛇伝説をモチーフにした龍踊り「小浜大蛇(おろち)」や同町婦人会の踊りなど8団体が商店街を練り歩いた。
小浜マリンパークでは、小浜神社の進藤喬薫宮司らが無病息災を願う「湯たて神楽」を奉納。小浜ちゃんぽん愛好会の結成15年を記念して千人分のちゃんぽんが振る舞われた。アマチュアバンドや小浜中吹奏楽部などがステージに登場して会場を盛り上げ、締めくくりとして餅がまかれると、親子連れらがうれしそうに拾っていた。
雲仙ジュニアブラスでトランペットを担当する市立南串中3年の岡蓮華さん(14)は「演奏しながら商店街を1時間半パレードして少し疲れたけれど、盛り上がってとても楽しかった」と声を弾ませた。
温泉の恵みに感謝 雲仙・小浜湯祭り
- Published
- 2023/04/05 11:50 (JST)
- Updated
- 2023/04/06 11:39 (JST)
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