県道で土砂崩れ、長さ65mの橋が落ちる 福井県大野市、復旧の見通し立たず

山腹の土砂が崩れ、壊れた善五郎橋=4月4日、福井県大野市上打波(県提供)

 福井県大野市上打波の県道上小池勝原線で山腹の土砂が崩れているのを、4月5日までに道路除雪の作業員が見つけた。県によると、同線の善五郎橋(長さ約65メートル、幅約4メートル)が壊れ落橋した。冬期通行止めの区間内で、けが人はないという。復旧の見通しは立っていない。

 同線は紅葉の名所、刈込池(かりこみいけ)に通じる唯一の道路。打波川沿いの県道そばの斜面が崩れた。昨年10月にも高さ約250メートル、幅約150メートルにわたって崩れた場所で、今回の方が規模が大きいという。作業員が4日見つけた。

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 現場付近を含む同線の大部分は、昨年11月末から今月28日まで冬期通行止め。県は被害状況や原因などを調べ、新たな通行止めの期間や区間を決める。

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