福井市内フェニックス通りの渋滞区間、一部4車線化へ 国の補助事業に新規採択

北進2車線に対し南進1車線の福井縦貫線=福井県福井市みのり1丁目

 国土交通省が3月31日発表した2023年度予算配分で、福井縦貫線(フェニックス通り)の福井県福井市みのり1丁目―花堂北1丁目間(1.3キロ)の4車線化工事が国の補助事業として新規採択された。1千万円が計上され、23年度は測量を行う。

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 当該区間は幅員14.8~18メートル。北進2車線に対し南進は1車線で、朝夕に慢性的な渋滞が発生している。新規事業化を受け、杉本達治知事は「交通渋滞の緩和、安全安心な歩道空間の確保など高い効果が期待される」との談話を発表した。完成時期は公表されておらず、県道路建設課は早期完成を目指すとしている。

 また、国交省近畿地方整備局は23年度の道路調査見通しを公表。▽国道8号の南越前町―敦賀市間について昨年8月の大雨災害を踏まえた具体的対策の検討▽国道365号栃ノ木峠道路の調査検討▽国道8号福井都市圏の交通円滑化に関する調査―が初めて明記された。杉本知事は「調査が進展し、早期事業化につながることを期待する」とのコメントを出した。

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