4月12日に退任する静岡市の田辺信宏市長が市役所清水庁舎を4月6日訪れ、職員に対し「市長職を全うできたのはみなさんのおかげ」と感謝を伝えました。
6日、静岡市役所の清水庁舎を訪れた田辺信宏市長。目的は清水庁舎で働く職員への最後のあいさつです。
<静岡市 田辺信宏市長>
「きょう木曜日でしょ?あと1週間なんだ。木、金、土、日、月、火、水曜日に退任式を迎えます。この日まで、市長職を全うできたのは本当に職員みなさん一人一人のおかげ様だと感謝をしております」
清水区をめぐっては2022年9月、台風15号の影響で大規模な浸水被害や断水が発生。田辺市長の対応については、批判の声が噴出しました。
<静岡市 田辺信宏市長>
「時には、行政だから批判を言われたり、苦言を言われたり、いろいろ厳しいことを言われることもあると思う。それでも、なおかつ丁寧に丁寧に誠実に対応してくださることが私の評価につながる」
ほかにも、田辺市長の任期中には、桜ヶ丘病院や清水庁舎の移転問題など、清水区をめぐる難題は相次ぎましたが、今後も現場で取り組むことになる職員に向けて奮起を促しました。
<静岡市 田辺信宏市長>
「ここ(清水区)は港がある、海洋がある。世界中から人の集まる清水を築いていく礎ができたと思っています」