全国から人気の味「駅弁祭」 4月10日は “駅弁の日” JR広島駅

4月10日は、“駅弁の日” なんだそうです。全国の駅弁を集めて歴史も紹介する「駅弁祭」が、広島駅で始まりました。

JR広島駅 北口のイベントスペースには、開始前から100人の行列ができました。「駅弁祭」では、中国地方を中心に全国の駅弁34種類が販売されています。

駅弁ファンたちに聞きました。

西明石駅 JR貨物コンテナ 明石の鯛めし(税込み1600円)

「いろいろ買ったんですけど、これが一番買いたかった。行ったことない地域の弁当も売っているので、一堂に会して、1回の買い物で買えるのがいい」
「その土地のおいしいものを詰め込んで、常温でもおいしい」

鎌倉駅 江ノ電弁当タンコロ(税込み1680円)

「江ノ電の弁当、器がかわいかった」

仙台駅 網焼き牛たん弁当(税込み1280円)

「牛タン弁当」
― 楽しみにしていた?
「めっちゃ楽しみにしていました」

鳥取駅 かにづくし弁当(税込み1550円)

「どの県でも食べられるじゃないですか、行かないでも。すごくいいと思います。かにづくしと迷いました」

加賀温泉駅(石川県) 柿の葉寿司(税込み1100円)

「わたしが好きな柿の葉寿司を買いました。ふだん、なかなか買えないので、この機会に買おうと思った」

岡山駅 超電導リニアLO系弁当(税込み1380円)

「新幹線のお弁当。子どもも乗り物が好きなので」

森駅(北海道) いかめし(税込み880円)

こちらは、北海道・森駅の「いかめし」。イカまるまる1匹の中に甘辛く味付けしたご飯が詰め込まれています。

京都駅 近江牛すき焼き弁当(税込み1380円)

京都駅からは、近江牛を秘伝のタレで煮込んだすき焼き弁当が並びました。

鳥取駅 ゲゲゲの鬼太郎丼(税込み1500円)

鳥取駅からは、牛のしぐれ煮が入った「ゲゲゲの鬼太郎丼」。食べ終わった後もキャラクターが描かれた有田焼の茶碗を楽しめます。

広島からは広島駅弁当の5種類が並んでいます。

広島駅 広島よりどり弁当(税込み1380円)

こちら、サミットに合わせ広島牛やカキなど広島の食材を集めた「よりどり弁当」。

広島駅 広島上等弁当(税込み1300円)

明治30年代後半のレシピを使って再現した「広島上等弁当」です。

広島駅 活あなごめし(税込み1500円)

そして、広島駅の厨房で調理した焼き立ての「活あなごめし」です。

広島駅弁当 経営戦略部 奥山喜文 さん
「駅弁は鉄道の文化とともに育ってきました。鉄道の食の文化を感じて、旅の楽しみを味わっていただきたいと思います」

4月10日は、“駅弁の日”。弁当の「弁」の文字が、数字の「4」と漢数字の「十」の組み合わせで、弁当の「当」も10日にあたるからです。

ことしの駅弁祭は、“駅弁の日” 制定30周年を記念して、駅弁や観光列車の歴史を紹介するパネルも展示されています。イベントは、広島駅北口であさって9日まで開かれ、3日間で駅弁7100食分が販売されます。

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