女性乗員の居住エリアも 新型潜水艦「はくげい」 海上自衛隊 呉基地に初入港

海上自衛隊の新型の潜水艦が完成し、呉基地(広島・呉市)に初めて入港しました。

母港となる海上自衛隊 呉基地に7日朝、初入港したのは潜水艦「はくげい」です。「たいげん型」潜水艦の2番艦として先月20日に就役し、第1潜水隊群 第1潜水隊に配属されました。

潜水艦「はくげい」 久保野洋人 艦長
「潜水艦はくげい、呉に入港しました。異常ありません」

午後に行われた入港式では、伊藤弘 呉地方総監が、「困難な任務を終え、呉に戻った際にはご家族と休養するとともに地元の人々と交流を図ってもらいたい」とあいさつしました。

はくげいは、全長84メートルで幅9.1メートル。乗組員は70人ほどで、建造費はおよそ720億円です。

これまでの潜水艦で採用されていた鉛蓄電池を廃止し、リチウムイオン畜電池を搭載しています。

また、女性の乗員のために専用の居住エリアやシャワー室と寝室をあらかじめ設けてあります。

久保野洋人 艦長
「呉におけるたいげい型の1番艦というところで非常に大きな責任を感じています。その潜水艦の1番艦の艦長というところで身が引き締まる思いがあります」

防衛省によりますと、はくげいの配備で、海上自衛隊の潜水艦は練習艦を含め24隻になりました。

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