飲食店ですし食べた女性が腹痛、胃からアニサキス 福井県での食中毒発生は今年はや8件目

 福井県は4月7日、小浜市の飲食店で、すしを食べた同市の50代女性が腹痛や吐き気を訴え、食中毒と断定したと発表した。胃から魚介類に寄生するアニサキスが見つかった。県によると、女性は入院しておらず、回復に向かっているという。

 県若狭健康福祉センターは、食品衛生法に基づき、同店を7日の1日間、営業停止処分にした。

 県によると、女性は3日午後7時ごろ、アジやイカ、サバなどのすしを食べた。4日午前2時ごろに症状が出て、同日に市内の医療機関を受診した。

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 県内の今年の食中毒発生は8件目(7日現在)で、前年同期の3件を大きく上回っている。県によると、8件のうち7件はアニサキスが原因で、鮮度維持や目視確認、冷凍、加熱などで予防を呼びかけている。

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