福井県大野市の道の駅「九頭竜」のシンボル、恐竜親子のモニュメントが4月6日、約4カ月ぶりに道の駅前の広場に帰ってきた。桜やスイセンの花が咲く国道158号をゆっくりと移動した親子は、さっそく大きなうなり声を上げた。
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ティラノサウルスを模したモニュメントは親が全長12メートル、子が全長4.6メートル。雪による傷みを防ぐため、昨年11月24日から近くの倉庫で“冬眠”していた。今春は雪解けが早く、例年より1週間ほど作業を前倒しした。
市職員や道の駅の従業員ら10人が、親と子をそれぞれ載せた台座をトラックでけん引し、約1キロの距離を20分ほどかけて慎重に移動。道の駅では電源が入れられ、早速鳴き声を出した。兵庫県明石市から旅行で訪れた10歳の男の子は「かっこいい。迫力があってすごい」と話していた。