植田圭輔「『ヘタミュ』に参加している時はいつも幸せで潤うんです」【華と俳優Vol.5】

お花やみどり・暮らしを記録シェアして楽しむコミュニティアプリ「ハナノヒ Be」(https://service.hananohi-be.com/)が、役者や舞台のイメージに寄せた花束を作成する本連載。

第5回目は4月7日から始まるミュージカル「ヘタリア〜The Fantastic World~」に出演する植田圭輔さんが登場。植田さんをイメージした花束との撮影に臨んでいただきました。インタビューでは、お仕事のお話からプライベートでの“コダワリ”まで伺います。

「『ヘタリア』は観る人の人生に影響を与える作品」

――本日は植田さんをイメージし、可憐で透き通るような花束を用意しました。

ありがとうございます。これが僕のイメージで良いのでしょうか(笑)。でも作っていただいた花束のようなイメージでありたいという願望はあるので、うれしいです!

――ちなみに植田さんのお誕生日、9月5日の誕生花はオミナエシです。花言葉は親切・美人。

初めて見ました。しかもオミナエシ(女郎花)ってこういう漢字なんだ。絶対どこかのエピソードトークに使わせてもらいます(笑)。

花を自分で買うことはないんですけど、映像作品はクランクアップのときに花束をいただくことが多いので、同年代の男性よりは花に触れている気がします。元気なうちはありがたく飾って、そのあとドライにすることも。最後まで楽しませてもらっています。

――さて、4月7日からはミュージカル「ヘタリア〜The Fantastic World~」が開演します。「ヘタリア」「ヘタミュ」の魅力とは?

「ヘタリア」は国民性コメディーということで、楽しく見ているだけで、気づいたら世界のことを知れちゃってるというのがいいんでしょうね。

ファンの方からよく「『ヘタリア』『ヘタミュ』のおかげで世界史が好きになってテストの点数が上がりました」とお手紙をいただくんですけど、その方の人生に影響を与えている、変えているんだということを実感して、本当に凄い作品だなって思います。

初演の頃は26歳だったと思うと、順調に年齢を重ねてきましたね。オリジナルキャストが8年間ほぼ変わらず出演し続けている2.5次元作品は、中々ないと思います。

――旧シリーズも合わせると8年近く上演されていますが、皆さん変わらない印象です。

寿里さんは美しいまま年を重ねられていますし、磯貝(龍乎)さんもきれいになっていますよね(笑)。

見た目もそうですけど、“良い人間”が多いのがいい。8年もむき出しの状態で現場にいるので、お互いに良いところも悪いところもわかっている気はします。みんなが作品やカンパニーに愛を持ってやっているのが如実に出ていますよね。

ずっと見てくださっている皆さんも、作品のファンであり、役のファンであり、もしかしたら作品の親なのかもしれないですね。すごく愛してくれているのが直に伝わります。

――この8年間で変化はありますか?

台詞覚えが昔ほど早くない、肉体疲労の回復も遅くなっている……色々ありますけど、そういうことにもヘラヘラしながら向き合っています(笑)。

みんなそうだけど、ダンスや歌の覚えが前より苦労しても、その分時間をかけて本番までに完全に仕上げるし、自分とちゃんと向き合えているから、悪いことばかりではないですね。

「皆さんにも『平和っていいな』と思ってもらいたい」

――今作で注目してほしいポイントを教えてください。

前作、皆様のお声のおかげで新シリーズが動き出して、僕らも「ヘタリア」の世界に戻って来られるとは思ってなかったから、嘘みたいに楽しんでやれたんです。今作はいよいよ地に足をつけてやろうって気を引き締めているところです。

ミュージカル「ヘタリア」は自由というかアドリブシーンもありますけど、僕や大ちゃん(廣瀬大介)は、長いって思ったら「面白くない」って言う側の人で(笑)、それを受けてちゃんと回収してくれる人もいる。そうやってうまく場が収まったところを何回も見てきたので、今回もそうやって中の人が楽しんで、それが見ている人にも伝わればいいなと思います。

少し内容に触れるとすると、キービジュアルに描かれている花火がヒントです。花火って演出の一部ではありますが、花火そのものにも物語があるんですよ。

演出の吉谷光太郎さんは、「今回はいつもと違う『ヘタミュ』にする」って意気込んでいらっしゃいました。「The Fantastic World」というサブタイトルも僕の中ではこれまでで一番ワクワクしたし、このタイトル通りの作品になると思います。

――今作で植田さんが一番楽しみにしていることは?

ミュージカル「ヘタリア」をやっている時はいつも幸せで潤っているんです。ずっと一緒にやってきたみんなが変わっていく様を見ていられるのっていいですよね。

前回、大ちゃんに「植ちゃん、フリ覚えマジ速くなったね」って言われて、自分では分かんないですけど僕も変化している。カバーするために頑張らねばと思ってるからかも(笑)。

あと個人的に楽しみにしているのは、大阪公演で東大阪市文化創造館に行けること。まさに僕が育った街なので、そこにこの作品で行けるのが幸せです。

――では、この作品を楽しみにしているみなさんにコメントをお願いします。

ミュージカル「ヘタリア」をやっていると、平和っていいなとよく思うんです。だから皆さんにもこの作品を見て「平和っていいな」って思ってもらいたいです。

とはいえ、単純に作品を楽しんでもらいたいと思いながら演じている役者さんばかりなので、素敵な演劇をお届けできると思いますので、楽しみにしてください。

植田圭輔の“コダワリ”を直撃!

今一番ハマっているのは、『ONE PIECE(ワンピース)カードゲーム』。カードを一生懸命集めてはデッキを組んで対戦しています。めちゃくちゃ流行ってて、今上演中の作品の楽屋でもみんなで遊んでるんですけど、ガチで勝ちたいからけっこう緊張感ありますよ(笑)。

定価は1パックが数百円くらいなんですけど、今一番レアなカードは市場で30万円とか。自分のデッキには必要ないけど、もし手に入れたら使わずにケースに入れて保管すると思います(笑)。
「ヘタミュ」だと(長江)崚行とかはきっと好きだと思うので、みんなにやらせようかなって思ってます。

あと僕、日本モルック協会のアンバサダーをしているので、モルックの話もさせていただきますね。

モルックとはフィンランド発祥のスポーツなんですが、最近すっかり日本のモルック人口が増えて、第17回モルック世界大会の開催地が北海道函館市になったんですよ。日本で世界大会が開催されるのは初めてなので、盛り上がっています。僕きっかけで始めてくれた子たちから「モルック部を発足しました」って聞くことも増えました。

基本は的に木の棒を当てて点を獲るスポーツだから、老若男女問わず気軽に始められます。でもハマるとすごく頭を使う奥深いスポーツなんですよね。まだ見たことがないという方はぜひ一度見ていただきたいと思います。

――ありがとうございました!

ヘアメイク:太田夢子、撮影:英里、素材提供:日比谷花壇

【「ハナノヒBe」(https://service.hananohi-be.com/)では植田圭輔さんの撮りおろし写真を掲載中! イメージ花束についても解説しています!】

■ミュージカル「ヘタリア〜The Fantastic World~」
https://musical-hetalia.com/

植田圭輔さんプロフィール

うえだ・けいすけ

誕生日:1989年9月5日
身長:164cm
血液型:O型
出身地:大阪府
趣味:モルック、サッカー、ギター

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