Jリーガーは鍛え抜いた肉体を駆使して日々ピッチ上で戦っている。
その中でも身体能力と磨き上げた筋肉で他を寄せ付けない選手たちは「フィジカルモンスター」と呼ばれ、ファン・サポーターから羨望されている。
今回はJリーグでも指折りの筋肉自慢を5人選出!彼らのマッスルさを堪能してほしい。
タビナス・ジェファーソン
所属:水戸ホーリーホック
現役フィリピン代表のタビナスは化け物じみた身体能力とフィジカルの強さで、肉弾戦で違いを見せている。
相手をいとも簡単に弾き飛ばす球際の強さ、跳躍力の高い空中戦と対人能力で秀でたパフォーマンスを誇示している。
父はガーナ人、母はフィリピン人と多重国籍選手で、ガーナ代表とフィリピン代表を選択できる権利を持っていた。当初は帰化も視野に日本代表を目指していたが、2021年にフィリピン代表を選択。“アズカルス”(同代表の愛称)でも持ち前の肉体を駆使して、最終ラインで存在感を見せている。
気さくな人柄でnoteなどを使って積極的に自身の考えやエピソードを発信しており、ファンとの交流も大事にしている。トレードマークの角刈りをネタにしながら笑いを取ることも。
家泉怜依
所属:いわきFC
筋肉軍団いわきFCからは家泉をピックアップ。昨季J3のベストイレブンに選出され、J2の舞台でも鍛えぬいた肉体を駆使して他を寄せ付けていない。
空中戦勝率は77.8%(※7節終了時点)と圧倒的な強さを誇り、スプリントも向上しているためスピードのあるアタッカーにも対応できる速さも備えつつある。
昨季は大卒ルーキーながら33試合に出場し、今季も7試合フル出場と守備の要として活躍している。フィジカルを前面に出すプレースタイルだが、現在までリーグ戦でカードの提示を受けたことがない。クリーンなファイターとして複数関係者から注目されている。
武藤嘉紀
所属:ヴィッセル神戸
圧倒的な走力と攻撃タスクを連続して遂行できる体力を持ち合わせる武藤は、J1首位神戸のけん引役として躍動している。
4月1日に開催された第6節の京都サンガ戦では平均走行距離とスプリント回数で両チーム最長距離、最多タイ回数を記録した。1試合のスプリントと平均走行距離でトップに立つことは稀なため、関係者から真の「ランニングモンスター」だと恐れられた。
今季はアシスト数でもリーグ最多4回と驚異的なプレーを披露。特に京都戦での大迫にアシストしたシーンは圧巻。
クライフターンから相手を置き去りにして、キックフェイントでいなしてプレゼントパスで3得点目を演出。ワールドクラスのプレーを魅せた。
下平隆宏
所属:大分トリニータ
8節終了時点で首位と同勝点の2位。好調のチームを作り上げた下平監督も現役選手に劣らない筋肉を見せつける。
4月6日に見せた上半身はバキバキに仕上がっており、多くのサポーターを驚嘆させた。さらにベンチプレスで90キロのバーベルを軽々と持ち上げ、懸垂を何度も繰り返すシーンも披露した。
監督界隈で最強クラスのフィジカルを誇示する下平監督。次はどんなマッチョエピソードを披露するか、サポーターや関係者から待望されている。
酒井宏樹
所属:浦和レッズ
説明不要の日本サッカー界屈指の右サイドバックは、Jリーグ復帰後も右サイドを支配し続けている。
類を見ないフィジカルの強さで筋骨隆々のアフリカンが集うリーグアンでも輝きを放った。球際の強さ、空中戦の勝率、スピード勝負などありとあらゆる守備の局面で相手を完封する様は爽快感を覚える。
人柄もとても気さくなため、選手、サポーターの信頼も厚い。
昨年水頭症で急逝した工藤壮人さんとは柏ユースの同期で、工藤さんに宛てたインスタグラムの投稿は多くのファン、関係者の涙を誘った。
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誠実な人柄とピッチ上で見せる激しさは形容しがたい魅力にあふれている。