宇都宮市・上三川町選挙区に出馬した日本維新の会新人の大久保裕美(おおくぼゆみ)氏(46)はトップ当選を果たし、維新として県内初の県議となった。
昨年夏の参院選栃木選挙区での落選後も宇都宮市内で政治活動を継続。持ち前の社交性の高さも生かし、支持を広げた。3月には党の馬場伸幸(ばばのぶゆき)代表、告示後には藤田文武(ふじたふみたけ)幹事長、音喜多駿(おときたしゅん)政調会長、他県の地方議員らが続々と応援に入り、挙党態勢で票を取り込んだ。
選挙事務所で約20人の支持者や親族と当選を喜んだ大久保氏は「バッジの重みを感じる。維新の風を吹かせ、栃木県に風穴を開けたい。県議会で思い切り暴れたい」と意欲を語った。
選対本部長を務めた維新の石井章(いしいあきら)参院議員は「何としても当選してほしかった。皆さま方のおかげです」と感謝の言葉を述べた。