越前がに漁の後は、キラリ春の味覚ホタルイカ 福井県越前町の漁港で最盛期

次々と漁船から運び出されるホタルイカ=4月10日、福井県越前町大樟の越前漁港

 春の味覚ホタルイカの漁が福井県越前町で最盛期を迎えている。4月10日には同町大樟(おこのぎ)の越前漁港に底引き網漁船が次々と帰港、太陽の光を浴びてキラキラと輝くホタルイカが入った箱が次々と運び出されていった。

 漁は3月20日までの越前がに漁終了とともに始まった。同町漁協によると今シーズンは天候に恵まれ、出だしから安定的に出漁できている。約320トンだった昨年以上の水揚げ量を見込んでいる。

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 10日は大、中、小型の底引き網漁船計約25隻が午前4時ごろから順次出港。沖合で漁を行い、計約12トンのホタルイカが水揚げされた。同漁港の荷さばき所で入札された後、北陸各地に出荷されていった。漁は5月末まで続く。

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