駅伝実業団の新戦力 メモリード 安山佳七(周南大)、田中美妃(佐賀清和高)

長崎で新生活を始めたメモリードの安山(左)と田中=長崎市総合運動公園かきどまり多目的広場

 メモリードには県外から2人が加入した。退部者もいたため、現在の部員数は6人。駅伝戦線に必要な人数ぎりぎりでの始動となったが、逆に一人一人のモチベーションは高い。
 大卒ルーキーの安山佳七(22)は山口県育ち。宇部鴻城高、周南大を経てチーム入りした。中距離専門のスピードランナーで、大学在学中に指導者が不在になるという不運もあった中、同級生2人と協力して競技を続けてきた。「走れることに感謝して、まずはチームの力になれるようにやっていく」。長距離を走った経験が浅い分、伸びしろがある。
 田中美妃(19)は昨秋の佐賀県高校駅伝で2位に入った佐賀清和高出身。中学時代はバレーボール部、高校では当初やり投げの選手ながら、3年時に1500メートル、3000メートルの2種目でインターハイ北九州予選まで進出した。美容系の道に進む夢をいったん保留しての競技継続。「大好きな駅伝を頑張りたい」。明るいムードメーカーがチームに活気を与える。


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