第26代高校生平和大使30人を募集 全国16都道府県選考会

第26代高校生平和大使の募集概要について説明する平野共同代表(中央)=長崎市役所

 市民団体「高校生平和大使派遣委員会」は5日、長崎市内で会見し、8月にスイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪れ、核兵器廃絶などを求める署名を提出する第26代高校生平和大使約30人を全国から募集すると発表した。コロナ禍の影響で2020年以降、派遣を断念しており、実現すれば4年ぶりとなる。
 訪問日程は8月19~26日で、うち21~24日はジュネーブで活動する。未提出の署名約52万5千筆と3月以降に集める署名を届ける予定。派遣委の平野伸人共同代表(76)は「平和大使は日本の若者の平和活動の中心にいると自負している。平和への強い思い、責任感、発信力がある人を求める」と話した。
 選考会は全国16都道府県で実施する。県内の応募は今月14日必着で、同23日、長崎市で選考会を開く。申し込みは氏名、学校名と学年、住所、電話番号を明記し、〒850-0057、長崎市大黒町4の16、平和活動支援センター「高校生平和大使募集係」へ。
 平和大使は1998年から派遣を始め、2018年から毎年、ノーベル平和賞の候補に推薦されている。

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