11日(火)は夏日続出 12日(水)午前は雨・午後は黄砂に注意を

 きょう11日(火)は全国的に気温が高く、午後は日本海側を中心に暑さを感じるくらいの陽気となりそうだ。最高気温は平年と比べて5℃~10℃高く、25℃以上の夏日が続出し、場所によっては6月下旬並みの高温となる見込み。実際の梅雨時ような蒸し暑さはないが、北陸や関東甲信、東北南部は空気が乾燥し、南風が強いので火の取り扱いには注意が必要となる。

半袖日和

 きょうは午前中から早いペースで気温が上昇し、午前11時には小田原(神奈川)で24.6℃、や八代(熊本)で24.2℃まで上がっている。昼過ぎにかけては、東・西日本の日本海側を中心にさらに気温が高くなり、富山で27℃、東北南部や関東の内陸、山陰なども25℃以上の夏日となる所がありそうだ。時季外れの高温により、体調を崩さないよう注意したい。

 なお、天気は下り坂で、きょう夕方以降は雲の広がる所が多い見通し。今夜は北海道や西日本の日本海側で、雨の降り出す所があり、局地的に雷を伴い雨脚が強まる見込み。あす12日(水)午前にかけては、関東など東日本にも雨の範囲が広がりそうだ。

黄砂に注意

 12日(水)午後は天気が回復するが、に13日(木)にかけて、北日本を中心に広い範囲で黄砂の飛来が予想される。車や洗濯物などの表面に砂が付着することがあるため、洗車や洗濯のタイミングには注意が必要だ。なお、見通しの効く距離が5キロ未満となった場合、交通への障害が発生するおそれもある。

 13日(木)は晴れる地域が多いが、天気の変化が早く、14日(金)は西日本から雨雲が広がる見込み。土曜日の日中にかけては、強い雨の範囲が東日本に移りそうだ。

(気象予報士・高橋和也)

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