タケノコを上手に掘るならコレ 小中学生が体験 専用道具「ホリ」で

懸命にタケノコを掘り起こす児童(長岡京市長法寺・西山公園)

 乙訓地域の特産品タケノコの収穫体験をするイベント「子どもの森フェスタin2023春」が、京都府長岡京市長法寺の西山公園で開かれた。児童や中学生が次々にタケノコを掘り起こして収穫の喜びを味わった。

 イベントは公園を管理する市緑の協会の主催で毎年、春と夏に実施している。特に収穫体験は、タケノコについて学ぶ場として、小学4年から中学生を対象としている。

 今回は11組27人が参加した。最初に地元農家でつくる「長筍会(ちょうじゅんかい)」のメンバーの代表が、1年間の管理作業などを説明。太い根についたタケノコを見せながら専用の道具「ホリ」の使い方を話した。

 参加者は6班に分かれ、メンバーや協会職員らに教えてもらいながら、シャベルやスコップなどでタケノコの周囲の土を取り除き、ホリで根元を突き刺すように切り離して掘り起こした。大きいのを収穫して歓声を上げて喜ぶ児童もいた。

 長岡第五小4年の児童(9)は「タケノコの収穫体験は初めてで、ホリで根元を切るのが難しかった。好きなので食べるのが楽しみ」と笑顔で話した。

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