満開の八重桜 12日から「花のまわりみち」(造幣局 広島支局) あすは黄砂飛来に注意

広島市にある造幣局で、八重桜が満開を迎えています。あす12日からサクラを楽しむイベントも始まりますが、黄砂に注意が必要です。

近藤志保 記者
「きょうは日差しのもとでは汗ばむくらいの陽気ですが、このところの暖かさで、ことしは早くサクラの見ごろを迎えているそうです」

広島市佐伯区にある造幣局 広島支局では64品種・213本のサクラを楽しめます。11日は、近くの高齢者施設の人たちを招待して、特別観桜会が開かれました。

新型コロナ対策のため、敷地内を車で回りながらサクラを見ます。

訪れた人たち
「きれいですね。わたし、秋田県の人なんだけど、(サクラを見るのは)しばらくぶりだわ。やっぱり広島、早いですね」
「すてきです。きれいで。もう4~5年ぶりになります」

造幣局では、12日から「花のまわりみち」が始まります。「桜の通り抜け」で有名な大阪の造幣局からサクラを移したことが始まりとされています。

毎回、メインとなる「今年の花」があり、ことしは「須磨浦普賢象(すまうらふげんぞう)」が選ばれました。花びらの数は20枚から50枚ほどで、開花の終盤に、花びらの根元が白っぽい色から赤味が強くなるのが特徴です。

花のまわりみちは、18日まで開かれます。

ところで、開催初日のあす12日は、全国的に黄砂の飛来が予想されています。広島県内でもやや高い濃度となり、見通しが悪くなるところがありそうです。

屋外では黄砂が付着するなどの影響が予想されるほか、場合によっては交通に障害が出るおそれがあるので注意が必要です。アレルギー体質や呼吸器系に疾患がある方も十分注意してください。

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