2023年3月、静岡県熱海市の国道で三輪自動車「トゥクトゥク」が歩道に乗り上げて3人が死傷した事故を受け、警察や地元の住民らがさらなる事故を防ぐため現場で意見を交わしました。
<現場診断の様子>
「急カーブなんだよね。慣れた人がいれば分かっているけど、慣れていない(観光客が運転する)とスピード出しすぎちゃう」
約1か月前に悲惨な事故が起きた現場には、11日、警察や地元の住民らが集まり、状況を確認しました。
事故は3月15日、熱海市東海岸町の国道135号で、大学生(22)が運転する三輪自動車「トゥクトゥク」が歩道に乗り上げて歩行者をはね、大学生(19)が死亡、男性2人が重軽傷を負ったものです。
現場は熱海市の目抜き通りで交通量が多い場所ですが、ホテルや飲食店が立ち並ぶ山側は車の出入りが多いことなどから、ガードレールがない場所が続いています。
参加者たちは歩行者や地元住民を守るための対策について意見を交わしました。
<熱海警察署 下山晃司交通課長>
「夏季の観光シーズンを迎えるにあたり、交通事故が増えることが懸念されますので、参加された方の積極的な意見や対策案を持ち帰って、道路管理者と緊密な連携をして対策を進めていきたいと思います」
警察は今回の診断を参考に事故の再発防止策を検討していくとしています。