スプリングフェス盛況 鬼怒川温泉でイベント

キャラクターと写真を撮る来場者ら

 【日光】鬼怒川温泉駅前広場で7日から3日間、「第1回鬼怒川温泉スプリングフェスティバル」が開かれた。新型コロナウイルス感染拡大前まで開催していた「鬼怒川温泉さくらまつり」と「地酒新酒まつり」を合わせ、一つのイベントとして新たなスタートを切った。

 実行委員会は同駅前商店会会員が中心。頻繁に行われていた駅前広場でのイベントが、コロナ禍で減ってしまった現状に寂しさを感じる会員も多く「鬼怒川温泉らしさを取り戻そう」と再出発した。

 3日間を通して地元の酒蔵の酒やギョーザ、牛串などのグルメを販売。最終日の9日は、同駅近くの桜並木通りを練り歩く「よさこいパレード」やステージパフォーマンスも行われた。二つの祭りが一挙に復活し、出演者らも喜んだ。

 同フェスティバル実行委員会沼尾道男(ぬまおみちお)委員長(70)は「中止が続いたことで開催まで困難も多かったが、たくさんの人が来てくれてよかった」と話した。

 9日に家族で訪れた萩垣面(はんがきめん)、自営業山崎勇人(やまざきはやと)さん(34)は「子どもも大人も楽しめた。活気があっていい」と笑顔で話した。

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