「絵で海外旅行気分を味わって」 足利で13日までイラスト展

「どす。」さんの作品をPRする姉の藤生さん

 【足利】群馬県桐生市在住のフード画家「どす。」さん(29)が世界90カ国の料理などを色鉛筆で描いたイラスト展が13日まで、相生町の市民活動センターで開かれている。

 食べ歩きが趣味で、自分が食べた料理の絵を描いていた「どす。」さん。3年ほど前からはフード画家として、交流サイト(SNS)で作品を発表してきた。コロナ禍の自粛期間が続いていたため、「絵で海外旅行の気分を味わってほしい」と、外国の料理を描くようになったという。

 インターネットで料理の情報を収集し、国ごとの代表的な料理や民族衣装姿の女の子を描き、料理の解説を添えた。取り上げたのはアメリカのハンバーガーやドイツのソーセージといった定番から、ウクライナのジェルーニ(パンケーキ)、ケニアのウガリ(穀物料理)など日本ではなじみのない料理まで幅広い。ほとんどはB6判で、作品数は110点。

 「どす。」さんの活動を支える姉の藤生彩乃(ふじゅうあやの)さん(32)は「料理でその国を身近に感じてもらいたい」と来場を呼びかけている。入場無料。(問)同センター0284.44.7311。

© 株式会社下野新聞社