栃木県内257小学校で入学式 新入生、緊張顔で校門くぐる【動画】

緊張した面持ちで入場する境小の新入生=12日午前10時、那須烏山市上境

 栃木県内公立小学校の約8割に当たる257校で12日、入学式が行われ、緊張した面持ちの新1年生が校門をくぐった。

 那須烏山市では市内全5校が入学式を行い、全校児童数が最も少ない境小には5人が入学した。5人はマスク姿の在校生約50人が見守る中、緊張感を漂わせながら体育館に入場。一人一人名前を呼ばれると「はい」と元気に返事をした。

 式辞で同校の相ケ瀬浩(あいがせひろし)校長は「いろいろなことにチャレンジし、元気で爽やかなあいさつをしてほしい」と呼びかけた。来賓で出席した川俣純子(かわまたじゅんこ)市長は「運動会や遠足など楽しい行事がたくさんある。元気に登校し、友達と仲良く勉強や運動をしてほしい」と入学を祝った。

 同校は昨年度から小規模特認校となり、本年度初めて学区外から児童1人が入学したという。式を終えた小森愛之丞(こもりあいのじょう)君(6)は「算数を頑張りたい。休み時間に遊ぶのも楽しみ」と笑顔を見せた。

 県教委によると、本年度の県内公立小学校と義務教育学校の新1年生は前年度比約500人減の約1万5千人。

元気よく返事をする境小の新入生=12日午前9時40分、那須烏山市上境

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