鈴鹿2&4、JSB1000クラスは従来のハイオクガソリンも使用可能に。多数のスポット参戦を考慮/全日本ロード

 4月12日、ホンダモビリティランド株式会社と日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)は4月21〜23日に鈴鹿サーキットで開催される『2023 NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レース』でJSB1000クラスの使用燃料について、新燃料のカーボンニュートラル・フューエルに加え、従来のサーキット供給のハイオクガソリンを使用できると発表した。

 2023年シーズンからJSB1000クラスでは、カーボンニュートラル・フューエルの新燃料が導入され、ワンメイク開催となっている。3月31日〜4月2日にモビリティリゾーもてぎで開催された第1戦もてぎで迎えた開幕戦では、初めて新燃料を使用してのレースが行われた。

2023年から全日本ロードのJSB1000 で使用される新燃料の『カーボンニュートラル・フューエル』

 しかし、鈴鹿2&4は全日本ロードのフル参戦チームに加えて、8耐トライアウトのファーストステージとしても設定されているため、スポット参戦が多くなっている。そのため、『カーボンニュートラル・フューエルに対しての準備が整わないチームが相当数想定される』ことを考慮し、鈴鹿2&4レースに限り、サーキット供給のハイオクガソリンも使用可能となった。

 チームやライダーによってどちらを使用するか選択できるため、2種類の燃料でレースが争われることになる。全日本ロードへのフル参戦以外のチームにとっては、初めて新燃料を使用できる場になるかと思われたが、従来のハイオクガソリンが使用できるとなれば、そちらを使うライダーも多くなるだろう。

2023全日本ロード第1戦もてぎ JSB1000 レース1のトップ争い

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