エンゼルスが接戦制しカード勝ち越し 大谷は今季初の休養

【ナショナルズ2-3エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは同点で迎えた6回裏にローガン・オホッピーのタイムリーで勝ち越しに成功すると、リリーフ陣が前日に続き無失点リレー。3対2でナショナルズを下して連勝とし、3連戦勝ち越しを決めた。エンゼルス2番手のマット・ムーアが1勝目をマークし、5番手のホセ・キハーダが2セーブ目を記録。ナショナルズ2番手のメイソン・トンプソンに1敗目(0勝)が記録されている。なお、エンゼルスの大谷翔平は今季初の休養が与えられ、試合には出場しなかった。

エンゼルスは故障から復帰のグリフィン・キャニングが2021年7月以来の登板。4回表に先頭からの4連打などで逆転を許したものの、5回69球を投げて被安打5、与四球0、奪三振4、失点2とまずまずのピッチングを見せる。打線は1点を追う4回裏にブレット・フィリップスが押し出し四球を選んで同点に追いつくと、6回裏には一死2塁からオホッピーが勝ち越しタイムリー。エンゼルスはこのリードを継投で守り切った。

エンゼルスはこれで開幕から4カードを終えて7勝5敗。試合終了時点で0.5ゲーム差の地区2位とまずまずの滑り出しを見せている。この日は主軸の大谷が休養でも代役のフィリップスが2出塁1打点にフェンス際の打球を好捕するファインプレー、今季初先発のキャニングが試合を作るなど層の厚さを発揮した。長いシーズンを戦い抜くための戦力は整っており、今後も継続して強力な主力陣と噛み合えば悲願のポストシーズン進出も夢ではないだろう。

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