韓国軍合同参謀本部は4月13日、北朝鮮が日本海側へ弾道ミサイルを発射したと明らかにした。日本政府も北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと発表した。全国瞬時警報システム(Jアラート)で速報し、ミサイルが午前8時ごろ、北海道付近に落下するとして避難を呼びかけたが、その可能性がなくなったとして、その後情報を訂正した。
海上保安庁は午前8時15分過ぎ、防衛省の情報として、北朝鮮から発射された弾道ミサイルの可能性のあるものは既に落下したとみられると発表した。北朝鮮の弾道ミサイル発射は3月27日以来。
岸田文雄首相は国民への迅速・的確な情報提供と、航空機や船舶の安全確認、不測の事態への態勢確保の3点を関係省庁に指示した。日韓は飛距離やミサイルの種別などの分析を進めている。
北朝鮮は4月7日以降、南北の軍当局間の通信線と南北共同連絡事務所の両方の通話に応じておらず、米軍が電子偵察機を朝鮮半島に飛行させるなどして警戒していた。