クラフトビールやブックカフェ、地域おこし協力隊に全国から多彩な面々

有村町長から委嘱状を受け取った愛荘町の地域おこし協力隊の7人(町役場)

 滋賀県愛荘町の地域おこし協力隊が7日、町役場で有村国知町長から委嘱状を交付された。町外から集まった7人は、同町の特産品や歴史文化を活用して起業を目指す。任期は3年。

 7人はソーシャルビジネスを手がける「Next Commons Lab(ネクスト・コモンズ・ラボ)」(東京)が募集し、町が最終選考で選んだ。

 大阪市からUターンで応募した村木亜弥香さん(32)は「地元の酒蔵と協力して、特産品のヤマイモを使ったクラフトビールを夏に完成させたい」と意気込む。アフリカなど海外経験が豊富な東京都出身の岩永大陸(りく)さん(27)は「外国の友人を招いて、彼らが長期滞在できるような体験プログラムを作りたい」と目を輝かす。

 磯部美季さん(52)は特産のショウガを使った商品開発、横田裕美さん(42)と大林芽生さん(22)はブックカフェの展開を構想する。葛谷美代子さん(45)は堆肥を活用したプロジェクト、中尾晋さん(33)は同町の特産品の情報発信を手がけていく。

 21、22日午後1~5時には同町の「ゆめまちテラスえち」で協力隊員と住民との交流会を開催する。無料。

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