「場合によっては代打オレ」。並々ならぬ意欲を示しています。静岡市の難波喬司新市長が4月13日、就任しました。自慢の「執行力」を生かし、自らも現場で動くと職員に宣言しました。
13日午前8時、市長の公用車で静岡市役所に初登庁した難波新市長。約200人の職員に出迎えられました。
約80人の幹部職員が出席する就任式では、これまでも訴えてきた「現場主義」を強調しました。
<静岡市 難波喬司市長>
「実務は皆さんにお任せではなくて自分自身が実務をやっていく。そのスタイルはかならず必要で、これは貫きたい。言ってみればプレイングマネージャーで、場合によっては代打“俺”みたいな感じで皆さんと一緒の仕事をする」
掲げたのは「即断、即決」。スピーディな市政運営を目指し、「温かい市政」を実現すると訓示しました。
<静岡市 難波喬司市長>
「浮いたような感じ。雰囲気が自分の空間になじんでいない。新米らしくふわふわ」
ただ、静岡市は課題が山積。フワフワしている暇はありません。自らが副知事時代に陣頭指揮をとっていた「リニア問題」は喫緊の大きなテーマです。
<静岡市 難波喬司市長>
「(大井川)流域という面だと、静岡市も流域なんです。そういう面からも当然(静岡市も)加わるべきだと思っています」
12日、JR東海の新社長と面会した川勝知事は、リニア問題に難波市長が絡んでくることを期待しているようです。
<川勝平太知事>
「井川は静岡市の行政区。当然連携をしなければいけない」
静岡県との連携だけでなく大型施設のあり方など課題は山積みの静岡市。難波市長のかじ取りが今後、注目されます。