4月9日に投票が行われた静岡市長選挙で、当選が確実になった元静岡県副知事・難波喬司氏(66)に川勝知事との距離感について聞いてみました。
<難波喬司氏>
距離感の定義から入らないと議論できないと思うけど、べったりなのか、ちょっと離れるのかということなら、当然離れることになる。なぜなら、行政機関は独立しているから、そこには距離感は必ずある。ただ、心の信頼感はあった方がいい。
<滝澤悠希キャスター>
川勝知事は信頼できる方ですか?
<難波喬司氏>
県政と市政がお互いに信頼し合ってできるかという問題で、個人が信頼できるという問題とは違う。あることをやろうというときに、相手方がそうですよと言って裏切らないという信頼感はあります。そういう意味での信頼感はあるのではないか。
そうはいいながら、別の問題で信頼感…うーん、答えにくいですね。
<和田啓記者>
田辺さんとの距離感が前提にあったと思うが…
<難波喬司氏>
あれは距離感というより信頼がないんでしょうね。川勝知事から田辺市長への信頼はなかったと思う。
<和田記者>
今は(難波さんとは)あるということですね。
<難波喬司氏>
それはそうですね。ただ、行政組織としての距離感は保たなければならないと思う。
<和田記者>
副知事時代は川勝知事とけんかすることもあったか?
<難波喬司氏>
けんかではなくて議論ですよ。けんかはしないですよ。正論はいいますよ。それは違いますよと。科学的根拠にはこうですよと。知事が言うことは科学的根拠からすると違うんじゃないですかとはっきり言っていた。
<和田記者>
川勝知事はそれを聞き入れてくれたか?
<難波喬司氏>
聞いてくれた、その場では…。それから記者会見はまた違った感じで、記者のいうことに対してその場で違うことをいうこともあるので、「あれっ?」ていうことはよくあった。