内陸部で暴風被害、交通に乱れ 岩手県内、連日の黄砂も

信号待ちの軽乗用車に覆いかぶさったトタン屋根=13日午前10時40分、北上市本石町

 13日の県内は、等圧線の間隔が狭くなったため内陸を中心に暴風となった。暴風警報が出た盛岡市などでは建物の屋根が剥がれるなどの被害が発生。鉄道のダイヤは乱れ、飛行機も欠航が相次いだ。強風の中で黄砂も観測され、業者が洗車に追われるなど県民生活に影響が出た。

 盛岡地方気象台によると、最大瞬間風速は紫波で27.1メートル、奥州・若柳で23.5メートル、盛岡と花巻で23.1メートルなど。県のまとめでは、盛岡、北上、葛巻の3市町で住家と非住家計5件の被害を確認した。人的被害はなかった。

 北上市本石町では、建物のトタン屋根が飛ばされ、信号待ちの軽乗用車に覆いかぶさった。

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