「かえるのピクルス」全種500体が一堂に 誕生30年、横浜人形の家でふりかえる企画展

横浜人形の家で開かれている「かえるのピクルス ふりかえる展」=13日

 来年で誕生から30年を迎えるカエルのぬいぐるみ「かえるのピクルス」を振り返る企画展が、横浜人形の家(横浜市中区)で開かれている。これまでに発売された全種類、500体以上が展示され、愛くるしい表情のカエルたちに会うことができる。7月2日まで。

 かえるのピクルスは1994年に発売が始まった。花束を抱えたり、パティシエやハロウィーン仕様の格好をしたりするなどカラフルで豊富な種類が、生活雑貨としても人気を集める。今回は、ピクルスに着用させるコスチュームなども用意し、歴代のピクルスを年代ごとに全て展示した。

 期間中には、持参したピクルスを並べて撮影できるイベントや缶バッジ作りなどの企画も多数用意している。担当の長谷川武史さん(49)は長年の愛好家らを念頭に、「子どもの頃にかわいがっていたぬいぐるみは捨てづらいもので、自分を映す鏡という面がある。展示を通して昔の自分を思い返してほしい」と笑顔で来場を呼びかけた。

 3階企画展示室で午前9時半から午後5時まで(最終受け付けは同4時半)。入館料を含む観覧料は大人千円、小中学生500円、未就学児は無料。月曜休館。問い合わせは同館電話045(671)9361。

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