【OTC薬協】「骨太方針」へ要望提出/数値目標の設定求める

【2023.04.14配信】日本 OTC 医薬品協会(会長:上原 明氏、略称 OTC 薬協)は4月14日、今年度の政府骨太方針策定に向けて、OTC 薬協からの要望を行ったと公表した。OTC医薬品・OTC 検査薬の拡大や使用促進を着実に進めるため、数値目標(KPI)を設定の上、必要な対策を取りまとめ、PDCA 管理を行うことなどを求めている。

今年度の政府骨太方針(経済財政運営と改革の基本方針 2023)策定に向けた要望は、4月10 日に開かれた「第12回セルフメディケーション推進勉強会(会長:宮沢洋一参議院議員)」において行ったという。
同勉強会には、多くの国会議員、並びに厚生労働省幹部が出席したとする。

要望事項は以下の通り。

■「セルフメディケーション推進のための要望事項」

1.令和 5 年度骨太方針に向けて、数値目標の設定と必要な対策の取りまとめ
OTC 医薬品・OTC 検査薬の拡大や使用促進を着実に進めるため、数値目標(KPI)を設定の上、必要な対策を取りまとめ、PDCA 管理を行う。

2.ヘルスリテラシー向上のためのセルフメディケーション教育を実施する
ヘルスリテラシーの向上による正しいセルフケアの実践が生活者の健康と医療を守るために重要との考えに基づく。

3.セルフメディケーション税制の普及啓発を行う
2022 年 1 月より、対象となる OTC 医薬品が追加となり、手続きの簡素化が図られており、更なる利用促進のための普及啓発活動を進める。

なお、要望事項詳細は Webでも公開している。

© 株式会社ドラビズon-line