横浜市の別人住民票発行問題 国会質疑で河野デジタル相 「大変遺憾」も「マイナカードに問題あったわけではない」

河野太郎デジタル相(資料写真)

 横浜市内などのコンビニエンスストアでの公的証明書交付サービスで別人の住民票などが誤発行された問題が、14日の衆院本会議で取り上げられた。河野太郎デジタル相は「個人情報の漏えい事案であり大変遺憾だ。自治体などにチェックを促し、すでに再発防止の措置をとった」などと説明。「マイナンバーカードやシステムに問題があった訳ではない」と強調した。

 マイナンバーカードの利用対象を拡大する法案の審議で立憲民主党の坂本祐之輔氏、日本維新の会の中司宏氏への答弁。坂本氏は「証明書自体が出てこないのならまだしも、他人のものが発行されるとは大問題だ」として原因の究明と再発防止の徹底を要求。中司氏は「カード自体に問題がないとなぜ断言できるのか」などとただした。

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