吉田正尚、大谷翔平とのメジャー初対決「はじき返したい」 吉田が描く“スーパースター”の攻略法は

エンゼルス戦を前に、記者の質問に答えるレッドソックス・吉田正尚=ボストン

 レッドソックスのコーラ監督は4月14日(日本時間15日)のエンゼルス戦後、右太もも裏の張りで欠場中の吉田正尚(福井県福井市出身)の復帰について、「15日の様子を見て、もしだめなら16日だ」と述べ、近く先発出場する可能性を示唆した。17日(同18日)はエンゼルスの大谷翔平が先発登板予定。メジャーでの初対決に注目が集まる中、吉田は「(大谷から)なかなか甘い球はこないと思うが、しっかりはじき返したい」と意気込みを語った。

 吉田は試合前の練習で3日ぶりに屋外でのフリー打撃に臨んだ。27スイングで広角に鋭い打球を打ち分け、柵越えこそなかったが、フェンス直撃の当たりを3本放った。ランニングや守備練習は1人別メニューで行った。

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 練習後に報道陣の取材に応じ、右太ももの状態について「日々良くなっている」と説明した。大谷との対戦に向けては「誰もが知っているスーパースター。こういう機会があるのはすごく光栄なこと」と強調。日本のプロ野球公式戦での対戦は2016、17年に計3打席あり、全て直球を打っての内野ゴロで「抑えられたことは覚えている」と振り返った。

 メジャーでの投手・大谷は「投球スタイルが日本(時代)とはまた違う。スライダーを軸にして投げている」と指摘。実際、大谷は昨季途中から球種に加えた「スイーパー」と呼ばれる大きく横に曲がるスライダーを主体に配球を組み立て、今季は3先発で19回1失点、防御率0.47と抜群の安定感を誇る。

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 攻略法については「打席に立ってないので分からないが、スライダー系の球を多く投げると思うし、まっすぐ(直球)も100マイル(約160キロ)近く出るので、(勝負する)ゾーンをしっかり割らないと打てないかなと思う」と本番へイメージを膨らませていた。

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