自分の最期や死後の家族への影響について考える研修会「終活って何から始めたらいいの?」がこのほど、京都府長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館であった。参加者は、自分の葬儀や相続の在り方を元気なうちに考えておく大切さを学んだ。
市民団体「セカンドライフの会 長岡京」の主催。全国で講演や相談に対応する終活プロデューサーの池原充子さんが講師を務め、26人が受講した。
池原さんは「自分が死んだら」という想像力、死生観、葬儀の費用に関連してくる世間体という三つのテーマで、実例を交えて終活の進め方を説明した。
「遺族は、家族を亡くした悲しみと驚きの中、多くの手続きを限られた期限内に行う必要がある」と池原さん。遺産となる預金、納骨、墓などの情報や、延命治療に対する意思についてエンディングノートに書きとめ、家族と共有しておくよう助言した。参加者は熱心にメモをとりながら聞き入っていた。