ダルビッシュが7回4安打12Kの快投も援護なし 今季初勝利ならず

【ブリュワーズ1-0パドレス】@ペトコ・パーク

パドレスは今季初勝利を目指して今季3度目の先発登板に臨んだダルビッシュ有が7回100球を投げて被安打4、奪三振12、与四球2、失点1の快投を見せたものの、打線がブリュワーズ投手陣の前に沈黙。0対1で完封負けを喫し、本拠地での4連戦を1勝3敗の負け越しで終えた。ブリュワーズ先発のウェイド・マイリーが7回4安打無失点で2勝目(1敗)、3番手のデビン・ウィリアムスが2セーブ目をマーク。ダルビッシュは好投実らず2敗目(0勝、防御率3.44)を喫した。

完封負けを喫したパドレスだが、ダルビッシュのピッチングは見事だった。初回をわずか10球で三者連続空振り三振に仕留めると、2回表一死3塁からブライアン・アンダーソンの犠飛でブリュワーズに先制を許したものの、失点はこの1点だけ。初回以降、三者凡退に抑えたのは7回表の1イニングだけだったが、走者を出しても慌てることなく、ベテランらしい落ち着いたピッチングでアウトを積み重ねていった。

ダルビッシュを援護したいパドレス打線は、1回裏無死1・3塁という絶好の先制機で無得点。2回裏一死3塁の好機もモノにできず、その後はブリュワーズ先発のマイリーの巧みなピッチングに翻弄された。8回裏は2番手のピーター・ストルゼレッキー、9回裏は3番手の守護神ウィリアムスに抑えられ、0対1で完封負け。快投を見せたダルビッシュに今季初勝利をプレゼントすることはできなかった。

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