全国初 地下鉄でベビーカーレンタル開始

全国の地下鉄で初めてとなるベビーカーのレンタルサービスが、都営大江戸線・上野御徒町駅で始まりました。

東京都とJR東日本グループが協力して、4月14日から始めたベビーカーのレンタルサービス、その名も「ベビカル」。平日・休日を問わず、毎日午前8時から午後9時まで、3台のベビーカーを貸し出します。

専用のウェブサイトから予約をし、機械にQRコードをかざして、ベビーカーをレンタルすることができます。初めの1時間が250円で、それ以降は30分ごとに100円で利用できます。

地下鉄では全国初となる、ベビーカーのレンタル。小さな子ども連れの親に、もっと気軽に出掛けてもらいたいと、サービス開始に踏み切りました。

担当者は「都心の観光地へのお出かけについては、なかなか小さなお子様連れの人の心理的なハードルが高いと思います。そうしたお客様に、地下鉄では身軽に抱っこ紐で移動いただいて、駅に着いたらベビーカーで移動されることで、身軽に目的地でお出かけを楽しんでいただけたら嬉しいなと思います」と話しました。

小さな子どもを連れた親が出掛ける際に、ベビーカーを押して電車に乗るのではなく、目的地の駅についてからベビーカーをレンタルすることで、移動の負担が軽減できるというサービスです。レンタルサービスは改札の外にあるため、乗客だけでなく希望する人が誰でも利用できます。

このサービスについて街でこどもを連れている方に話を聞きました。
「電車でベビーカーとなるとラッシュを避けたりとか、人ごみがなるべく無いところに出掛けるとか、気を使うことがあるので出かけ先にあると便利で使いたいなと思う」

電車に乗る時のベビーカーはスペースの問題や周りの乗客への気苦労などもあるほか、駅の中でエレベーターを使うために、遠回りしたり、待ち時間が必要になったりするので、レンタルサービスはありがたいと期待する声が聞かれました。

都営地下鉄は、今後も子育て世代を応援する環境づくりに取り組んでいくということです。

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