びわ湖音楽祭5回目は彦根で 加藤登紀子さん「100年後も周航の歌を」

「『琵琶湖周航の歌』の大合唱が響き渡ることを期待している」と話す加藤さん(県庁)

 湖国を舞台に「琵琶湖周航の歌」を歌い継ぐ「第5回びわ湖音楽祭」が6月11日午後3時半から、ひこね市文化プラザ(滋賀県彦根市野瀬町)で開かれる。初回からプロデュースする歌手の加藤登紀子さんがこのほど県庁で記者会見し「100年後も歌い継がれるように」と意気込みを語った。

 「琵琶湖周航の歌」誕生100周年の記念事業を2017年に手がけた実行委員会と、びわ湖芸術文化財団が主催する。6番まである歌詞にちなみ、これまで大津、高島、長浜の各地を「周航」するように4回の音楽祭を開いてきた。

 5回目は「古城にひとりたたずめば」と歌われる彦根市での開催となる。地元の合唱団やオーケストラが出演する第1部に続き、第2部で加藤さんが「百万本のバラ」「知床旅情」などのヒット曲をはじめ、ウクライナ支援のため昨年発売したアルバム「果てなき大地の上に」の収録曲を一部披露する。お笑いコンビ「ダイアン」の津田篤宏さん=滋賀県愛荘町出身=が特別出演する。

 料金は一般5千円(前売り4千円)、24歳以下は2500円(同2千円)。同プラザチケットセンター0749(27)5200へ。

 実行委は1口4千円で協賛を募っており、サポーターには古城をモチーフにしたピンズを贈る。問い合わせはメール2023info@biwakoshuko100.com

 同日は同プラザで高校生による軽音ライブやマルシェも開かれる。

© 株式会社京都新聞社