富山湾沿いのコースを自転車で走る「富山湾岸サイクリング2023」は16日、黒部市総合公園を発着点に行われ、県内外の約1300人がサイクリングコースを軽快に駆け抜けた。
180キロ、130キロ、80キロ、33キロ(ファミリーコース)の4コースを設けた。180キロは朝日町のヒスイテラスに向かい、氷見市漁業文化交流センターまで行って黒部市総合公園に戻る行程。ファミリーコースは雨のため走行距離を8.4キロに短縮した。
参加者は早朝から出発。あいにくの空模様となったが、コースには各市町のグルメを提供する休憩所を開設。滑川ではホタルイカの釜揚げ、射水ではますずしが振る舞われた。
初参加で同僚2人と80キロコースを完走した高岡市出来田、会社員、佐伯亘さん(41)は「強風で富山湾は荒れていたが迫力があった。次回は130キロコースに挑戦したい」と語った。
大会は「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟した富山湾の魅力を発信しようと、2015年から実施。今年は宇奈月温泉開湯100周年記念として開き、参加申し込みは過去最多の1629人だった。
実行委員会と県、沿線9市町、県サイクリング協会、富山サイクル交流倶楽部主催。チューリップテレビ、北日本新聞社共催。