原爆資料館 昨年度の入館者数 前年比 2.7倍 広島

昨年度の原爆資料館(広島市)の入館者数は、新型コロナの影響で大幅に減少していた前の年度と比べると2.7倍増えたことが分かりました。外国人は、実に10倍の増加です。

原爆資料館が発表した昨年度の入館者数は112万6381人で、前の年度から率で177.4パーセント(2.7倍)の増加となりました。入館者数が過去最多だった2019年度の水準の64パーセントまで回復したということです。

一方、入館者のうち外国人は14万5118人で、率にして920.5パーセント(10.2倍)の増加となりました。

原爆資料館では水際対策の緩和に加え、G7広島サミットのアナウンス効果などが要因とみています。

原爆資料館 滝川卓男 館長
「国の水際対策もまた来月8日から大幅に緩和される。サミットのアナウンス効果ということで、まだまだ(入館者数が)増えていくと」

また、修学旅行の入館者数も33万9683人で111.5パーセント増加し、2019年度のコロナ禍前の水準に回復しています。

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