統一地方選 茨城県内12市議選告示 12年ぶり無投票なし

23日投開票の統一地方選で、茨城県内12市議選が16日に告示され、266議席に326人が立候補し、全て選挙戦に突入した。無投票がないのは2011年以来12年ぶり。競争率は平均1.21倍。石岡市は定数22に31人が立候補し、競争率が最も高い。女性候補は59人で、全体に占める割合は18.0%。前回19年から4.2ポイント増えた。

市議選は水戸、日立、土浦、古河、石岡、結城、龍ケ崎、常総、牛久、鹿嶋、筑西、行方の各市で行われる。

競争率は石岡市の1.4倍が最も高く、次いで土浦市の1.33倍、牛久市の1.31倍、古河市の1.29倍、行方市の1.22倍、水戸市の1.21倍。最も低いのは鹿嶋市の1.1倍だった。

立候補者の内訳は、現職211人、元職14人、新人101人。新人が多いのは水戸、土浦の各15人となった。

党派別では、自民18人、立民7人、維新4人、公明34人、国民3人、共産21人、れいわ1人、社民1人、参政4人、諸派3人、無所属230人。無所属が全候補者の7割を占めた。公明は全12市に擁立した。

女性候補が最も多かったのは水戸市の9人で、候補者の26.4%を占めた。このほか日立市が25.0%、牛久市が24.1%、龍ケ崎市が24.0%と続く。最も少ないのは行方市の1人で、4.5%だった。

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