JAグループ長崎、教材県教委へ贈る 「農業と食」 児童向けに解説

教材を手渡す楠本参事(右から2人目)ら=県庁

 JAグループ長崎は17日、農業や食について学ぶ小学校高学年向けの補助教材「農業とわたしたちのくらし」を県教委に寄贈した。県内全ての公立小学校や特別支援学校計約330校で活用される。
 教材の発行はJAバンクアグリ・エコサポート基金。JAバンク長崎食農教育応援事業の一環として2008年度から毎年贈っている。教材はA4判、小学高学年用28ページ、特別支援学校用22ページ。食品ロスの問題や持続可能な農業などについて、イラストや図表を添えて分かりやすく紹介している。
 教材と共に本県の主要品目や産地マップなどをまとめた資料「ながさきの農業」を寄贈。教材と資料は児童と教員計約1万6千人に、教材と同じ内容のDVDを各校に配布する。
 JA県中央会の楠本実則参事から教材を受け取った岡野利男県義務教育課長は「とても素晴らしい教材。子どもたちの身近なところから興味関心を引き立てる構成になっている」と感謝を述べた。

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