「みんなを笑顔にできる料理を」 長崎玉成高・調理科1年生47人に包丁授与

包丁を受け取った1年生ら=長崎市、長崎玉成高

 長崎市愛宕1丁目の長崎玉成高(622人)で15日、調理科の包丁授与式があった。真新しい調理服に身を包んだ1年生47人が、前田功校長から自分の名前が刻まれた包丁を受け取った。
 同科は2018年設置。調理実習を始めるこの時期に毎年、包丁授与式を開いている。1年生は今後、包丁研ぎから実習を始め、大根のかつらむきなど基本的な使い方を習得。3年後の卒業時に、調理師免許の資格を取得できる。
 前田校長は「立派な調理師になるための決意を表明するのがこの場。今の気持ちを忘れずに3年間歩んでほしい」と式辞。1年生を代表して園田汐璃さん(15)が「調理師になるための自分磨きを頑張りたい」と誓いの言葉を述べた。
 小形琉依さん(15)は取材に「早くこの包丁でみんなを笑顔にできる料理を作りたい」と抱負を語った。

© 株式会社長崎新聞社