特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、京都府警南丹署は南丹市八木町のローソン八木室河原店の店員山下真由美さん(52)に感謝状を贈った。
山下さんは3月21日、店内で電子マネーカードを探していた80代男性に対応し「携帯がハッキングされたので、3万円分買いたい」と話したため詐欺を疑い、警察へ相談するよう促した。
山下さんは、特殊詐欺への注意を呼びかける市の防災無線を普段から耳にしていたといい「特殊詐欺の事例を知っていたので対応できた。男性が被害に遭わなくてよかった」と話した。
南丹署によると、今年管内で認知した予兆電話などは3月末までに24件に上り、昨年同時期の4件から急増している。「不審な電話やメールが来たら、迷わず周囲や警察に相談してほしい」と呼びかけている。