幕末から明治、漁村から西洋の街並みへ 川崎浮世絵ギャラリーで「横浜浮世絵展」

異国情緒あふれる横浜などを描いた浮世絵が並ぶ=川崎市川崎区の川崎浮世絵ギャラリー

 200年余の鎖国を経て、開国により大きく発展した横浜を題材にした浮世絵の企画展が、川崎浮世絵ギャラリー(川崎市川崎区)で開かれている。大衆の心をわしづかみにした舶来の品や文化、各国の商人の様子が描かれた横浜の往時を浮世絵で振り返る。先行する前期展は23日まで。

 「横浜浮世絵展」と銘打った企画展で、小さな漁村だった幕末から西洋の街並みが形作られる明治初期の横浜などを、歌川広重らの多彩な作品群で楽しめる。

 午前11時~午後6時半。4月29日~5月28日は後期展を開く。一般500円、高校生以下無料。月曜休館。

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