52歳の2等陸尉「カスハラ」で懲戒処分 ゲーム会社に「金返せ」と脅迫メール

【資料写真】陸上自衛隊大津駐屯地(滋賀県大津市)

 企業の相談窓口に脅迫的なメールを繰り返し送ったとして、陸上自衛隊大津駐屯地(大津市)は18日、同駐屯地で活動する中部方面混成団所属の2等陸尉の男性隊員(52)を停職4カ月の懲戒処分にした、と発表した。

 同駐屯地によると、男性隊員は2015~20年、オンラインゲームのアプリ運営会社のカスタマーサービスに対し、課金したのに希望するキャラクターを入手できなかったとして、「詐欺だ」「金を返せ」などの文言のメールを繰り返し送信した、という。

 同団の野崎英二団長は「教育を主任務とする部隊の隊員として、あるまじき行為。指導を徹底する」とのコメントを出した。

 顧客が従業員に理不尽な要求を突きつける行為は「カスタマーハラスメント(カスハラ)」として問題となっている。

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