茨城県美浦村長選は、無所属新人で元村職員の葉梨徹氏(52)と、5選を目指す無所属現職の中島栄氏(75)の現新2氏の争いとなった。
葉梨氏は同村木原の浜公民館脇で出陣式。県議や近隣首長、村議ら約250人(陣営発表)を前に、現村政を「行政の方向性や財政の議論がマンネリ化し、停滞感がある」と主張。「村の魅力を全国に発信していきたい」と訴えた。
中島氏は同村木原のコンビニ店脇で出陣式を開き、県議や近隣首長、村議ら約300人(陣営発表)を前に、4期の実績を強調。3小学校統合事業について、「教育は基礎。村内で格差が出ないよう、統合小学校が必要」と呼びかけた。
17日現在の有権者は1万2455人。
■美浦村長選立候補者(届け出順)
葉梨徹(はなしとおる) 52 無新
【略歴】自民党県連青年局[元]村職員、木原小PTA会長、美浦中PTA会長。土浦三高卒。木原
【公約】村の魅力発信強化、子育て支援・教育環境の整備、農業・産業の振興など
中島栄(なかじまさかえ) 75 無現(4)
【略歴】村長、村社会福祉協議会会長[元]村議当選2回。土浦工高卒。舟子
【公約】統合小学校の建設、村民協働によるまちづくり、企業誘致と農業の魅力向上など
()内の数字は当選回数
