フェニックス通りの渋滞要因…右折車が連なる福井市文京エリアに新たな橋 2024年度中の供用目標

変則交差点の解消後イメージ

 福井市と福井県は、福井市市文京1、2丁目で東西に分断されている市道環状西線と県道(通称フェニックス通り)の変則交差点解消に取り組んでいる。底喰川の改修工事に合わせ、従来の町屋橋の南側に整備している新たな橋の本体工事が終了。今後、取り付け部分などの工事を行い2024年度中の供用開始を目指す。

 変則交差点では、環状西線を東進するのにいったん交差点を左折して県道に出て、さらに右折する必要がある。右折車が片側2車線の右側車線をふさぐなど、渋滞の要因になっている。

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 環状西線と県道の交通の流れをスムーズにするため、19年度から事業に着手した。県道は道路を拡幅し、新たに右折レーンを設ける。新たな町屋橋を通る環状西線は、片側1車線で右折レーンを設ける。県道から南進左折するための道路も設ける。

 新たな町屋橋の本体工事は終わっており、今後は県道、市道との接続部の工事や、道路拡幅に順次取り組む。併せて市は、事業に関係する一部市道の廃止と認定を3月議会で可決した。町屋橋と北側にある袴鶴橋は24年度の供用開始後、撤去する予定。

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