茨城・古河3000万円強盗 2被告一部否認 地裁下妻支部初公判

茨城県古河市の住宅に押し入って現金約3千万円などを奪ったとして、強盗と住居侵入の罪に問われた下妻市下妻丁、建設業、坂部謙(28)、常総市水海道淵頭町、無職、横山篤也(28)の両被告の初公判が18日、水戸地裁下妻支部(荻原惇裁判官)で開かれた。坂部被告は「被害額が違う」、横山被告は「自分は窃盗の認識だった」と、それぞれ起訴内容を一部否認した。

冒頭陳述で検察側は、坂部被告が「前に泥棒に入った家に金庫があって、5千万円くらい入っているかもしれない」などと犯行を提案したことを明らかにした。

起訴状などによると、2人はつくば市学園南2丁目、会社役員、橋場龍太被告(25)=強盗と住居侵入罪で起訴=と共謀し、昨年6月3日午後11時半ごろ、古河市東山田の男性=当時(88)=方の住宅兼店舗に押し入り、男性の腕をつかんで「金庫の鍵はどこだ」などと脅し、金庫の現金約3千万円と高級腕時計1本を奪ったとされる。

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