下野のタレント永井さん主催 笑いの場、25日に千秋楽

開雲寺の前で来場を呼びかける永井さん

 栃木県下野市石橋の開雲寺で開かれる定期ライブ「笑い場しもつけ」が25日、千秋楽を迎える。市在住のタレント永井塁(ながいるい)さん(35)が主催し、2016年から市内を中心に計30回以上公演。20年以降、新型コロナウイルス禍の影響で定期開催断念を余儀なくされていたこともあり、永井さんは「笑い収めの舞台として、お客さんへ感謝を伝えたい」と話した。

 「笑い場」は永井さんがお笑いコンビ「シモツケ」時代に立ち上げ、解散後も継続。「地元で娯楽に触れる機会をつくりたい」という思いに共感した本県ゆかりの芸人や都内からのゲストらが出演してきた。

 新型コロナ拡大の影響で約2年半中断し、昨年6月に再開した。永井さんや運営スタッフが協議を重ね、持続可能なやり方でより多くの人に向けたエンタメ発信を目指すと決断。ライブ形式は今回が一区切りとなる。

 午後7時半開演。お笑いコンビ「スーパーニュウニュウ」「ワンクッション」、バルーンパフォーマーのさくらさんら、これまでに「笑い場」を盛り上げてきたメンバーが登場する。チケットは大人2千円、高校生以下1千円。永井さんの家族が営む高砂(たかさご)食堂(石橋)やチケットぴあで購入できる。

 永井さんは「今後はライブ運営メンバーとも知恵を出し合い、子どもたちにも開けたイベントを展開していきたい」としている。

 (問)ならでわ028.688.8905。

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