口蹄疫発生確認13年 悲しみ乗り越え充実の今 宮崎

口蹄疫を乗り越え、自給飼料による畜産経営を安定させた岩切治俊さん(右)と長男俊さん=宮崎市佐土原町の岩切畜産業

 口蹄疫発生確認から20日で13年。和牛繁殖農家の岩切治俊(はるとし)さん(72)=宮崎市佐土原町東上那珂=は親牛、子牛の全125頭を失った当時を「つらかったが、とにかく前に進もうと気持ちを奮い立たせた」と振り返る。自給飼料による経営を安定させ、現在は190頭を飼養するまでに規模を拡大するなど、宮崎牛の魅力を世の中に広げようと奮闘している。

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