パンフと動画で移住促進 当事者や市職員が登場 栃木

市が作成した動画「栃木市移住物語」(市提供)

 【栃木】市内への移住を促進しようと、市はこのほど、移住に役立つ情報を掲載したパンフレット「KaKeRu(カケル)」と、市の特徴や実際の生活をドラマ化した動画「栃木市移住物語 第1章 ユカイなお隣さん編」を作成した。

 パンフレットは、市の移住定住支援コーディネーター青山直人(あおやまなおと)さん(37)が中心となって移住者目線で作成した。タイトルは移住者の暮らしと市を掛け合わせるという思いを込めた。

 雑誌風の表紙は、東京都内の企業の仕事をテレワークしながら、ヨガインストラクターとしても活動する移住者の中居花菜(なかいかな)さん。本編では、中居さんとUターンしてカフェを開店した夫婦が移住の経緯や市の魅力を語るインタビュー、青山さんのコラムなどを掲載している。

 青山さんは「自分がやりたいことを栃木市で実現できるかイメージしてもらえれば」と話している。A4判14ページ。移住促進イベントなどで配布していく。

 動画は市職員らが出演しており、都会育ちの男性が妻の実家の市内を訪れ、隣人ととちぎ和牛や宮ねぎを使ったすき焼きを食べる約10分の内容。動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。今後は家探し編や子育て編も制作する。

市が作成したパンフレット「KaKeRu」

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